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【Africa Daily】なぜ多くの若者が妊娠するのか?

2021/04/22

Africa Daily ウガンダ ケニア

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【Africa Daily】なぜ多くの若者が妊娠するのか?
(写真は今日のエピソードと関係ありません)

今日のエピソード


BBC World Service - Africa Daily, Why are so many teens getting pregnant?

Teenage pregnancies have increased during the pandemic. But why exactly?

コロナ禍において、若者の妊娠が増加している。昨年は世界で100万人の少女が妊娠したとの報告がある。

多くのサブサハラ諸国で、ロックダウン後に生徒が学校に戻らない理由の一つが妊娠だ。
どの国でも少女の妊娠が増加しているニュースを聞くが、例えばケニアではロックダウン中に15万2千人が妊娠、前年度比4割増だ。

なぜ起きるのか?アフリカ諸国はどうしたらよいのか?

ケニア人の21歳の女性に聞いた。

「私は14歳で結婚、一人目の子供を出産し二人目は16歳の時でした。ケニアでは結婚できる年齢ではありませんが子供を育てるためには仕方がありません。」

「妊娠の相手の男は逃げてしまいましたが、親切な人が結婚してくれました。46歳で、妹は妻と死別した男の二番目の妻になっていますが60歳です。」

「妹の夫は年寄りで先が長くありません。夫の死後どうなるか不安です。何もなく、妹は学校にも行かず家事をしているだけです。」

同じようは話は、コロナ禍でよく聞くようになった。

ウガンダの活動家が説明する。

「コロナ禍以前から少女の妊娠は問題でしたが、コロナ禍で急激に増加しています。学校から落ちこぼれた少女たちは二度と学校に戻らず、コミュニティからも疎外されます。」

「教育も無く、子供が産まれても学校に連れて行こうともしないでしょう。」

なぜ学校閉鎖が問題につながるのか?

「学校に行かず一日中家にいることで、虐待の対象となるのです。」

「通報しようにも交通の便も無く警察に行く術がありませんし、学校の目も届きません。妊娠の機会は増加しますが、見えてこないのです。」

「ある少女は5人兄弟で両親と住んでいましたが、家族の食料と15万2千ウガンダシリング(40米ドル)を得るために嫁に出されました。」

「彼女は3か月にわたり連絡を絶たれてしまい、隣人に頼んで電話を貸してもらい連絡してきたのです。」

「彼女は家に帰り学校が再開したら戻りたいと言っていますが、夫は金を払っており家から出ることを許さないと言います。」

「彼女の実家に行き、父親から話を聞きましたが、カネと食料のために彼女を手放し、もらった金も残っていないとのことでした。夫の家に行き、夫は彼女を叩き陰に隠していたのを救出してきたのです。彼女を家に連れ帰しましたが、妊娠2か月でした。」

夫は逮捕・訴追されるのか?

「そう思いますが、賄賂で放免されるかもしれません。両親もいくばくかの金をもらって訴訟を取り下げることがあります。警察が関与しようとしても、両親が法の外で解決してしまおうとするのです。少女は置いてきぼりです。」

コロナ禍も続く中、少女らの安全を保つにはどうしたら良いのだろうか?

「両親の関与が大切です。学校では問題把握と解決ができますが、家では適切にできず、虐待となってしまうのです。両親による性教育の難しさもあります。学校であれば教育の中で話す機会もあるのですが。」

以前はコミュニティが成長を支える仕組みもあったが、今の状況でもまだあるのか?

「以前はコミュニティ全体で全ての子供を見ていましたが、今はそれができません。誰かの子供が間違ったことをしても、自分の子のように話すことも叱ることもできません。」

「子供と性について語ることについて、友人と自らの子供に語ることを話してください。それぞれのことを共有することで、信頼できる人から聞いたことを実践していくようになります。」

若者の妊娠

若者の妊娠はこれまでにも様々なところで取り上げられてきています。日本でも、3年B組金八先生の第1シリーズのテーマが「15歳の母」であったのですが、番組の制作年は1979年、今から45年近く前ということですね・・・当時はセンセーショナルなテーマだったのでしょうが、今でも同じ課題を抱えているというのは残念なことです。


3年B組金八先生(第1シリーズ)|ドラマ・時代劇|TBS CS[TBSチャンネル]

武田鉄矢主演「3年B組金八先生」第1シリーズ。何のために学び何のために生きるのか…金八先生と15歳の生徒との交流を描く。共演は倍賞美津子ほか。


コロナ禍においては、日本でも若者の妊娠が増加しているとの記事を見かけます。休校や外出自粛の拡大に合わせて、10代の妊娠相談が増加しているとの記事があります。国も形は違えど、状況としては今日のエピソードで語られるアフリカの現状と大差ないようにも見えます。


10代の妊娠相談、休校期に急増 「自暴自棄になり…」:朝日新聞デジタル

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このような事態に直面してしまったらどうするのでしょうか。本当に難しい問題だと思います。しかし、親は常に子供の味方の立場で話を聞くことが必要なのでしょう。


小学生も 急増…10代少女から妊娠相談

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BBC Africa Dailyでアフリカを知ろう

BBC Soundsで配信されるAfrica Dailyのエピソードを聴いて、英語ヒアリングの練習と一緒にアフリカの出来事に目を向けてみる記事。平日毎日配信されるエピソードをなるべくカバーするよう頑張りますが、無理のない範囲でやります。また、エピソードに関連する情報や気になることも合わせて付け加えます。

なお、記事の内容はエピソードを個人でヒアリングの上あるだけの知識で意訳しているもので、誤訳や解釈などから生じるいかなる不利益にも責を負いません。

また、エピソードの配信期間は配信初日から1年です。


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