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【Africa Daily】ドローンはどのようにトーゴの農家で活用されるか

2021/06/29

Africa Daily トーゴ

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【Africa Daily】ドローンはどのようにトーゴの農家で活用されるか
(写真AC)


今日のエピソード


BBC World Service - Africa Daily, How can drones help Togolese farmers?

Togolese farmers are trying out drones – but what difference will they make?

最近ではビデオ撮影から競技まで使われるドローン、ある国では医薬品の輸送にも使われている。

一方トーゴでは、農家が日々の仕事の助けとしてドローンを活用しているという。農業はトーゴ経済の40%を担う重要産業だ。

ドローンが農業生産性を向上できれば、トーゴの経済に大きな影響を及ぼすことになる。


ドローンというと、小さい飛行物体を想像するだろうか。しかし、農業に使われるドローンはすこし違う。

通常サイズの4,5倍ほどの大きさがありそうだ。プロペラも構造も大きい。

ドローン学校の創業者に聞く。トーゴの農家はドローンをどのように活用できるのか。

「ドローン導入前は、農民は徒歩で穀物の間を歩き、施肥や薬剤散布等を手で行っていました。穀物を痛めるリスクもあり時間もかかりました。」

「ドローンがあれば、1日かかっていたものが30分でできます。遠隔操作ですので、穀物を痛めることも無く、ち密な計算に基づき経費の節約にもなります。」

「これは、穀物やコストの無駄をなくすだけでなく、農民の健康にとっても革新的なことです。」

コメ農家の声も聞く。

「ドローンは使えますよ。以前は自動の施肥機械を使っていましたが効率的とは言えませんでした。ドローンで空中散布するのはずっと早いし効率的です。」

「ドローンはグループで所有しています。散布材は買います。1ヘクタール分でCFA8,000(約1,500円)です。」


2015年の世界銀行の調査では、トーゴの人口の3分の2以上が、日常生活を賄うことができない貧困レベルでの生活を強いられている。

農家に最新技術を使う余裕はあるのか。コストを負担してもドローンを使うメリットはあるのか?

「ドローンの使用は、トーゴの農家を重労働から解放するのです。そして投資としても、資金が使われる分野です。農家からは、より多くドローンを配置し近くに拠点を構えてくれと言われます。」

大陸の殆どで労働集約型の農業が未だ行われているが、彼らの助けになるような新技術の導入について理解を得るのはどれだけ容易なことなのだろうか。

官僚的、保守的な人たちを理解に導く必要がある。トーゴではドローンを飛ばすにも許可が必要だ。

サブサハラ地域の農業従事者は多くが30代から40代前半だ。ドローンの導入は、若者の力の導入にもつながるという。

「若者を農業に呼び戻すには、新しい技術が必要です。そのため、ドローンパイロットの研修所を作って養成・認証しています。分析・撮影・AI導入・薬剤散布などです。」

「我々は新しい分野を拓いているのです。農村部に若者を呼び戻すだけでなく、国家経済にも貢献するのです。」


念のため、彼らは中国のドローン企業と共同で取り組んでいる。事業の成功を確信しており、トーゴ全体に事業を展開するつもりだ。

「現在は、耕作地帯の100程度の農家が使っています。まずは、一帯に展開します。もっとドローンや機材が必要です。その後、地域そして国全体に展開します。」

「我々には、既に技術はあります。そしてビジョンもあります。国全体が恩恵を受けるため必要なものは、投資です。」

農業用ドローン

日本でも、農業にドローンの普及に向けて官民での検討が進められているようです。ドローンの普及計画、農薬散布の方法やドローンの紹介(機体編、サービス編)など興味深い内容となっています。


農業用ドローンの普及拡大に向けた官民協議会−農林水産省


実際にどのくらい普及しているのか、これも活用状況の資料が掲載されていますが、農薬散布では実施面積6万ヘクタール、ドローン販売台数は2,000台以上と既にけっこうな広がりを見せているのだと感じました。

日本でも相応の知見が蓄積されているのであれば、それをアフリカの農業に活かす取組があれば良いですね。

BBC Africa Dailyでアフリカを知ろう

BBC Soundsで配信されるAfrica Dailyのエピソードを聴いて、英語ヒアリングの練習と一緒にアフリカの出来事に目を向けてみる記事。平日毎日配信されるエピソードをなるべくカバーするよう頑張りますが、無理のない範囲でやります。また、エピソードに関連する情報や気になることも合わせて付け加えます。

なお、記事の内容はエピソードを個人でヒアリングの上あるだけの知識で意訳しているもので、誤訳や解釈だらけかもしれません。これらから生じるいかなる不利益にも責を負いません。

また、エピソードの配信期間は配信初日から1年です。


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