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【Africa Daily】ケニアが検問に辟易しているのはなぜか?

2021/09/17

Africa Daily ケニア

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【Africa Daily】ケニアが検問に辟易しているのはなぜか?
(Unsplash)

今日のエピソード


BBC World Service - Africa Daily, Why is Kenya fed up with police roadblocks?

Complaints of petty corruption are forcing the Kenyan police to rethink its strategy.

ドライブに出かけるときにもっていくものは?ペットボトル?地図?それとも検問で使う予備の現金?

ケニアでは、現実問題として、警察の検問が頻発し、数シリングの支払いが元の道に戻る最速の方法になっているという。しかし、人々は多くの検問と賄賂に辟易している。


ケニアの人々に検問について聞けば、返事は「最悪」だ。

「ケニアでは、警官と言える人を見たことがありません。職場では常に彼らにお伺いを立てています。何かしらを払って懐柔しなければいけないのです。小物代、とかお茶代、と言った名目です。」

つまり、小物代と言えば少額の賄賂、ということだ。


「私は以前バスで家に帰る途中で警察に止められたことがあります。警察は、搭乗者がそれぞれきちんとした席に着いている必要があると指摘しましたが、当時は補助席が付け足されているのが普通でした。」

「警察の検問で止められた時、車掌は逃げてしまい、運転手はその場で逮捕されました。そして補助席に座っていた私たちも逮捕されてしまったのです。警察署に連れていかれましたが、署に向かう途中でたまたま学費用に持っていた60,000シリング(600ドル相当)の現金が警官に現金が見つかったのです。警官に小物代として1,000シリング程度支払う必要があります。払わなければ60,000シリング全額を没収されてしまいますが、これは学費ですからそういうわけにはいきません。私は叔父に電話して、数百シリングを払ってもらいました。そして今度は叔父に返済しなければいけなくなりました。」


このような検問にはどのくらいの頻度で遭遇するのか?彼は平日はある場所で仕事し、週末には次の職場に移動する。1回2〜300キロ移動することになる。

「先日は1,200キロ超運転しましたが、検問は8回ありました。警察は違反を捏造しようとしますが、目的は小金稼ぎです。車両関連の書類や運転免許証をチェックし、問題が無ければ、車が汚れていることを指摘してくるのです。きれいにしていても舗装していない道では泥も跳ね返ります。支払わずに洗車してくると言えば、その前にやることがあると言われます。これはゲームです。我慢比べなのです。私が友人に電話を始めると、誰か人を呼んだと思われて解放されました。車が汚れているのは犯罪ではありません。」


ケニア警察は、最近では市民の怒りを懸念して検問を制限する通知をしている。警察の広報官に聞いた。あなたは警官に賄賂を渡したことがありますか?

「いいえ、ありません。警察官になる前もありません。検問は合法ですが、あり方は再検討しています。全てをなくすことはできませんが、削減しています。より効果的・効率的なものにしていきます。」

「道路上の検問で賄賂を要求されるという苦情に対応する必要があり、現在取組中です。市民からの声には出来るだけ対応するようにしています。」

「一部の警官が賄賂を受け取っているのは事実です。収賄は警察の課題の一つです。」


警察の収賄を軽く扱っているようだが?警官はあらゆる機会で金を求めてくるのだが?

「軽んじているわけではありません。実際に起きていると言っているのです。警官の監視メカニズムを通じて問題に取り組んでいます。」

車が汚いと言われて検問に留め置かれることについては、どう考えるのか?

「それは間違っています。プロフェッショナルではなく違法です。そのようなことが起こって私の耳に入れば、行動しますよ。おかしなことがあちこちで起こることはあってはなりません。」


警官の横暴に遭遇してしまった、このポッドキャストを聞いているケニア人にはどのように伝えるか?

「ケニア警察は、ケニアでケニア人にそのような振る舞いをしてはいけないのです。そのようなことがあれば、上官に連絡したり警察署に来てもらって結構です。高級官吏は公共市民に対する責任があります。」


しかし、賄賂を払う市民の側はどうか?問題は無いのか?先ほどの市民に聞く。

「その通りです。しかし、ケニアの司法制度は機能していません。検問に引っかかってしまうと、道路わきで長時間留め置かれて、法廷に行くと言われます。警察署に連れていかれたときは、退屈で長いプロセスの犠牲になるのです。法廷に行くと、判事から500シリングで無罪と言われます。そして警察署に戻り、検問に戻るのです。」

賄賂を払わず法廷に行く人たちは「石頭」とも揶揄されるが?

「大部分は安易に賄賂を払ってしまいます。それが警官の変化を妨げるのです。警官を見たら50シリング札を掴んで窓を開けてしまうのです。それを止めさせないといけません。」

ケニアのミニバス

ケニアの首都ナイロビでは、ミニバスが人気の交通手段となっています。マタトゥ(マタツ)と呼ばれるこのミニバスは、公共交通であるバスとは別で個人が運営しているもので(組合がある)、決まったバス停もなく乗り降りは交差点などだったりします。

さて、このマタツ、日本などから輸出された中古のミニバンを使うことが多く、外観もそのままなんとか幼稚園とか、なんとかデイケアセンターといった名前が書いてあることも多いです。

マタトゥの外観といえば、持ち主の趣向を凝らしたスゴい内外装のものあるとのこと。以下の記事で写真特集されていたのでご紹介します。流石に普段使いの足にはちょっと・・・


A minibus ride like no other: Nairobi's matatu culture - in pictures

Beloved by young and old alike, the matatu minibuses of Kenya have become increasingly extravagant in their design

BBC Africa Dailyでアフリカを知ろう

BBC Soundsで配信されるAfrica Dailyのエピソードを聴いて、英語ヒアリングの練習と一緒にアフリカの出来事に目を向けてみる記事。平日毎日配信されるエピソードをなるべくカバーするよう頑張りますが、無理のない範囲でやります。また、エピソードに関連する情報や気になることも合わせて付け加えます。

なお、記事の内容はエピソードを個人でヒアリングの上あるだけの知識で意訳しているもので、誤訳や解釈だらけかもしれません。これらから生じるいかなる不利益にも責を負いません。

また、エピソードの配信期間は配信初日から1年です。


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