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骨伝導イヤホンShokz OPENRUN Miniを試す

2023/04/25

雑貨

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骨伝導イヤホン(Shokzホームページより)
(写真:Shokzホームページより)


色々なイヤホンを試す中でふと目に止まったのが、骨伝導イヤホン。小さくて耳に入れなくても音が聞こえる、なんともすごいイヤホンですね。

耳に入れないので耳から外れて落ちることがない、外の音が聞こえるので何かしながら聴くことができる、といった便利な点がありそうです。

実際に骨伝導イヤホンを使ってみた

では、 耳が完全開放になる骨伝導イヤホン、実際どのくらい聞こえるのでしょうか?

ということで実際に通勤時につけてみました。徒歩、電車、地下鉄で比較してみます。音楽やトークがランダムに聴けるラジオのライブストリーミングで試してみました。装着感も合わせて確認しています。

使ってみたのはShokzのOPENRUN Mini です。骨伝導イヤホンの代表的ブランドで、エントリーモデルとハイエンドモデルの中間となるスタンダードモデルです。価格は他と比べて若干高いですが音質には定評があります。


Shokz (旧AfterShokz) OpenRun スタンダードモデル 骨伝導イヤホン

Shokz (旧AfterShokz) OpenRun スタンダードモデル 骨伝導イヤホン

最先端の骨伝導技術により、OpenRun スタンダードモデル 骨伝導イヤホンは従来モデルより優れた中高音を実現しながら、振動をより小さく抑えることに成功しました。耳を塞がないため環境音を聞き取りながら音楽を楽しむことができます。

徒歩で

まずは装着しながら徒歩で道を歩いてみました。路地裏などを歩いている限りはトークも聴き取れますし音楽はよく聞こえます。一方、後ろから来る自転車やバイクの音も聞こえるのでかなり安心ですね。実際、後ろから来る自転車も音から気配を察することができます。

自動車が多く通る大通りに出ると、トークは聞き取りにくくなります。音楽は歌詞は聞き取りにくくなります。ここら辺は程度の問題ですね。

地上走行の電車の中で

思ったより聞き取れる印象です。普通に走行している時は、まあ聞こえます。カーブやポイント通過時は聞き取りにくくなります。

結構気になるのが車内放送です。はっきり聞こえるゆえにイヤホンの音が聞こえにくくなります。車内放送は思ったより頻度が高く、イヤホンの音が途切れがちになるのは気になります。車内放送でいろいろなことをお願いされていたり、乗換や到着ホームの番線案内とか伝えてもらっているのがわかります。

地下鉄の中で

当たり前ですが地上走行の電車よりさらに聞こえません。走行音、車内放送、エアコンやら、と様々な音が絶え間なく耳に入ってきます。骨伝導で耳は震えているはずなのですが、耳から入ってくる他の音が大きく、イヤホンの音を聞き取るには相当の集中力も必要です。

聴こえ方のまとめ

ということで、耳の穴を塞がない骨伝導イヤホンは、当然ながら周囲の音がより静かな徒歩時が最もよく聞こえます。また、周囲がうるさければ聴こえ方は低下します。

しかし、音自体はとてもクリアに、普通のイヤホンと大差ない音質で聴こえます。そもそも周囲の音も取り込める前提ですので音質にこだわる方は不向きでしょうが、そうでなければニュースや音楽にも十分耐えられます。

装着感は?

何といっても耳の穴に入れない開放感、というか解放感はイチオシです。やっぱり耳の穴は開いているのが正しい姿ですね。

これでどうして音が聞こえるのか、技術の進歩はすごいものです。両耳の横をトランスデューサー(振動子)で挟み、イヤフックを耳にかけて支える仕組みですが、安定した装着感でズレる心配がなく、圧迫感もありません。

Amazonのレビューなどでも書かれていますが、ShokzのOPENRUNは通常サイズとMiniのに種類があります。サイズはよほど頭が大きくなければMiniで良さそうです。チタンボディが後頭部を回る形になっていますが、柔軟性が高く頭が大きくてもキツイと感じることはありません。指一本入るかどうかくらいの隙間がきちっとした装着感につながっています。なお、私は後ろ髪は短いですので長髪の方は少しゆとりがあると良いのかもしれません。


操作性

非常にシンプルです。右耳側イヤフック後ろに音量ボタンがついています。長押しで電源オンオフですが、再生しながら電源をオフにすると音量ボタンを押すので音量が変わります。再生を停止してから電源を切りましょう。

左のトランスデューサーに再生停止ボタンがついています。押すごとに再生と停止が切り替わるのですが、ボタンの位置が微妙で何となく押しにくい(見つけにくい)感じがします。このボタンはマルチファンクションになっていて、曲のスキップや巻き戻し、電話の着信なども行えます。

バッテリー

少し不安に感じたのが駆動時間。電源を入れるとバッテリー残量を声で知らせてくれるのですが、すぐに「およそ半分です」と言われてしまいます。といっても4時間弱駆動させたあたりとは思いますが。駆動時間は8時間となっていますので、確かに4時間で半分なのですが、通勤に往復2時間かかると2日ごとにフル充電が必要になるので少し面倒です。

問題は充電用コネクタが専用であること。USB type-Cだったりすればオフィスでも簡単に充電できるのですが、スペアの充電用コードを用意する必要がありこれは不便です。


全体のまとめ

骨伝導イヤホンを使っている方も既に多くいると思いますが、今回は実際の使用感をまとめてみました。

音質を追求することがなければ、何かしながら音楽など聴きたい時には本当に便利です。また、オフィスで会議に出る時にも便利そうです。途中で誰か話しかけてきても対応できます。最近はコロナ禍も明けて出社も多くなっているので、こんなところでも役に立つかもしれないですね。但し、Teams会議参加中のミュート時にはビープ音が10秒ごとに鳴るので要注意です。長時間聞いているだけのセミナーなどではビープ音が邪魔になって逆に使いにくいかもしれません。

気軽に買うには若干高いですが、手軽に使える骨伝導イヤホンはいかがでしょうか。



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