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【自分で作るGlide】2:Glideの編集画面について−ノーコードで塾の予約管理アプリを作る

2021/07/10

Glide

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自分で作るGlide–塾の予約アプリを作る
(写真AC)


Glideを使ってノーコードで塾の予約アプリを作りながら、Glideの機能をみてみます。 前回は、Glideの導入までをご説明しましたので、こちらもご覧下さい。


【自分で作るGlide】1:Glideの導入–ノーコードで塾の予約管理アプリを作る

Glideでノーコードアプリを自作してみるシリーズ。塾の予約アプリを作るため、まずはGlideを導入します。

今回は、Glideの編集画面についてです。

Glideの編集画面

新しいアプリを作って出てくる画面が、Glideの編集画面です。大きく、左・真ん中・右および上部に分かれています。


Glideの編集画面

左部分が全体構成や画面の構成、真ん中に実際のアプリ画面イメージが、右側に詳細設定が表示されています。

上部に3つアイコンがあり、左から「テーブルの表示」、真ん中が「イメージ画面の表示」、右が「基本設定」(アプリの名前やロゴ、アクセス権限設定など)です。

それぞれの機能を簡単に説明してみます。最初はどのように動くのかよくわかりませんが、慣れてくると直感的に操作することができ、簡単に機能を追加や変更できるようになります。

画面左側(全体構成・画面の構成)

TABS

アプリ画面の下部に表示されるメニューボタンに対応します。データを表示するテーブルと紐つけることができます。

MENU

アプリ画面左上のメニューボタンを押した時に表示されるリストを設定できます。

SCREEN

それぞれの画面に何を表示させるかを設定します。画面やフォームの設定が表示されます。入力ウィンドウ、ボタン、リストやマップなどの選択肢があります。

画面上部(3つのボタン)

テーブルボタン

Glideのテーブルを表示します。アプリの挙動を見ながらアプリ画面とテーブルを行ったり来たりすると、若干操作が面倒です。

アプリボタン

アプリ画面イメージを表示します。スマートフォン、タブレットで、それぞれAppleとアンドロイドを選ぶことができます。

設定ボタン

アプリの基本設定を行う画面が表示されます。アプリの色設定やアイコンの変更、アクセス設定やサインイン画面の設定、ZapierやGoogleアナリティクスとの連携設定などを行います。

画面中央部(アプリ画面イメージ)

通常はアプリ画面イメージを表示させます。

ビュー切り替え(中央部左上)

アプリに表示させるユーザーを切り替えることができます。誰の目線でアプリを見ているか選べる、ということです。この機能はとても便利です。ユーザー権限の違いで画面も異なるものを表示させたいときに、ユーザーを切り替えながら表示の違いを確認できます。

画面右部分(詳細設定)

画面や画面に表示させるアイテムの詳細設定をすることができます。画面上部にあるボタンで「General」を選ぶとアイテムの表示設定を、「Optioin」で表示可否や表示させるデータのフィルターを設定、「Add Form」や「Edit Form」では表示されたフォームに対するデータ追加や編集の可否を設定します。

「General」で表示される項目は次の通りです。

TABS

設定対象がタブになっている時に出てきます。タブの名前とデータソースとなるテーブルを指定します。アイコンの変更も可能です。

STYLE

テーブルを表示させるフォーマットを設定します。リスト、タイル、カレンダー、マップなどがあります。初期値はリストが設定されています。

Edit Listボタン

このボタンを押すと、リスト表示の詳細設定画面が表示されます。なお、設定対象が画面左側のInline Listに切り替わっています。Inline Listやその他の表示要素はコンポーネントと呼ばれています。

Inline Listをクリックすると、更に画面右上部のボタンが変わります。このコンポーネントへの設定を行うことができます。ここでは「Add Form」ボタンが追加表示されましたが、ユーザーによるフォームの追加可否を設定できます。


Glideの編集画面−コンポーネントをクリック

Glideのテーブルの機能と作成

次回はGlideのData Editorを使ったテーブルの機能と作成について説明します。

Glideでは、Googleスプレッドシートをデータベースとしてテーブルの管理を行いますが、Glideに備わっているテーブル管理機能も使うことができます。今回は、この機能でテーブルを作ってみます。

【自分で作るGlide】3:Glideのテーブルの作り方−ノーコードで塾の予約管理アプリを作る

Glideでノーコードアプリを自作してみるシリーズ。Glideのデータエディタを使ってテーブルを作る方法について説明します。

シリーズ目次

Glideを使ってノーコードでアプリを自作するシリーズ、塾の予約管理アプリを作ってみました。データベースの構築・画面の設計・アクションの設定と、ノーコードでアプリを作成する一通りの作業を確認していきます。シリーズは全10回です。

Glideを使うのは初めてですが、開発時間は、Glideの導入からアプリ完成まで一日2、3時間使って3、4日といったところです。

目次

第1回:Glideの導入
第2回:Glideの編集画面について
第3回:Glideのテーブルの作り方
第4回:タブとコンポーネントの設定方法
第5回:アプリの画面を設計
第6回:アクションの設定
第7回:ロールアップ(Rollup)の使い方
第8回:計算式とアクションで残りチケット数を管理する
第9回:チケットの販売とBuyボタンで決済
第10回:アプリを公開する

個別編

リレーション(Relation)について
GlideとZapierを連携する−GlideアプリでZoomミーティングを作る

週末に作るGlideストップウォッチ編

週末時間でできる、簡単ノーコードアプリ開発。Glideのストップウォッチ機能を使って、目的別に整理できるストップウォッチアプリを開発します。

第1回:テーマを設定できるストップウォッチアプリのコンセプト設定とGlideへのログイン
第2回:計測「テーマ」のテーブルと画面の設定
第3回:ストップウォッチコンポーネント設定とテンプレート型を使った経過時間の表示
第4回:グラフで測定結果の見える化とWebアプリのリリース



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数学苦手な文系が、そろそろネットで何かやってみるか、という程度。のんびり、てきとーに。